
ミツオくんはヒロシさんの【所有する】車に乗っていたのです
そうです。
ミツオくんはお父さん名義の車を自分で運転していたのです。
ミツオくんは成人で、運転免許を所持していましたから。
それを思いつかせないように「泣きじゃくる」という子どもっぽい表現を使いました。
2台でドライブに行った帰りに、前を走るお父さんの運転する車が崖下に転落したわけです。
「ヒロシさんの運転する車は谷底へ」と書きましたよ。
ミツオくんが一緒に乗っていたと思い込んだのはあなたです。
あり得ることを想像できない
「AはBだから」そんなことはあるはずがない。
というとき、
「AはCだ」という別の考え
に意識が向かないんですね。
これができると、前提部分に疑いを持つことができるのですが。
わかりやすくいえば、
ミツオくんは崖下に転落した → だから生きているはずがない。
というとき、
「二人は別々の車に乗っていた」という、別の考えに意識が向けば、ミツオくんは崖下に転落したという前提部分に疑いを持つことができるのです。
コツは
「ミツオくんは崖下に転落した」を疑うことです。
それともう一つコツがあります。
「だから」を疑え!
「だから」という判断は自分のもの。
思い込むのは自分。
見逃すのも自分。
ということは、自分でした判断がいちばん怪しいんですよ。そこを真っ先に疑うのです。
今回なら、明らかに「AはBだから」と思えますが、「それはそうとして、別の考え方はないかな?」
と考えることが重要ですね。
その「明らかに」がいちばん怪しいんですよ。
あなたの思い込みの隠れ家として。